肌タイプ診断|水分量×皮脂量でわかる自分のタイプとケアの選び方

悩み別ケア
本記事は泥ラボ(運営:泥ラボ編集部)が制作する編集記事です。特定商品の広告ではなく、自分の肌タイプを知るための一次知識にもとづく解説記事です。

30秒でわかる結論

肌タイプは、専用の測定器がなくても「水分量」と「皮脂量」という2つの軸でおおよその見当をつけられます。本記事では、水分多め×皮脂やや少なめを普通肌、水分多め×皮脂多めを脂性肌、水分少なめ×皮脂少なめを乾燥肌、水分少なめ×皮脂多めを混合肌として整理します。化粧水は「さっぱり/しっとり」、乳液は「さっぱり/しっとり」の2択で商品展開されていることが多く、自分のタイプが決まればこの組み合わせで選ぶ基準ができます。なお「敏感肌」は水分・皮脂の量とは別の軸(刺激への反応のしやすさ)なので、本記事の4タイプとは分けて考えます。

化粧水・乳液選び、なんとなくで決めていませんか?

「乾燥肌っぽい気がするけど、実はテカリも気になる」「季節で肌の調子が変わって、いつも同じ化粧品でいいのか分からない」。こうした”化粧品迷子”の感覚は、多くの場合、肌タイプを水分量と皮脂量という2つの軸に分けて考えていないことから来ます。

この記事でわかるのは、測定器がなくても自分の肌タイプを見当づけるセルフチェックの考え方と、タイプ別の化粧水・乳液選びの目安です。個々の商品の優劣を決めるものではなく、自分の肌の状態を整理するための枠組みを示します。

肌タイプは「水分量×皮脂量」の2軸で決まる

肌質は、角層の水分量(保水力)と皮脂量という2つの軸の組み合わせで整理すると分かりやすくなります。本記事では、この2軸で作る4つの象限を、「普通肌」「脂性肌」「乾燥肌」「混合肌」の4タイプとして扱います。

  1. 普通肌(水分多め×皮脂やや少なめ):うるおいはあるが皮脂がやや不足しがちで、季節や体調の影響を受けて状態が変化しやすいタイプです。
  2. 脂性肌(水分多め×皮脂多め):水分・皮脂ともに多く乾燥しにくい反面、両方が多すぎるとテカリやベタつきの原因になります。
  3. 乾燥肌(水分少なめ×皮脂少なめ):水分・皮脂ともに不足し、カサつきやすいタイプです。乾燥が進むと、カサつきだけでなく、かゆみを感じやすくなることもあります。
  4. 混合肌(水分少なめ×皮脂多め):普通肌のちょうど真逆の組み合わせです。水分が少ないのに皮脂は多いため、ベタつきとカサつきが同時に起こりやすいのが特徴です。

ポイントは、皮脂が多い=うるおっている、ではないということです。皮脂と水分は肌のうるおいを支える別々の要素で、本記事の整理では、皮脂が多くても水分が少なければ「混合肌」というカサつき側のタイプに入ります。

測定器なしでできるセルフチェックの考え方

サロンや専門店にあるような水分量・皮脂量の測定器は、なくてもかまいません。日々の肌の様子を「水分量のサイン」と「皮脂量のサイン」に分けて観察すれば、おおよその見当をつけられます。正確な数値そのものよりも、各タイプの特徴と自分の肌の状態を照らし合わせることが診断の基本です。

  1. 水分量のサイン(低いほど乾燥寄り):洗顔後すぐに肌がつっぱる、日中に粉をふいたようなカサつきが出る、小ジワが目立ちやすい、といった様子が続く場合は水分量が少なめの可能性があります。
  2. 皮脂量のサイン(高いほど脂性寄り):昼過ぎにはTゾーンやほお全体がテカる、毛穴が目立ちやすい、メイクが崩れやすい、といった様子が続く場合は皮脂量が多めの可能性があります。

この2つのサインの出方を組み合わせて、前章の4象限に当てはめれば、自分のタイプの見当がつきます。「つっぱりもテカリも両方感じる」という人は、水分少なめ×皮脂多めの混合肌に該当している可能性があります。

タイプ別、化粧水・乳液選びの目安

多くのブランドは、同じシリーズの中でも化粧水・乳液それぞれに「さっぱり」「しっとり」の2種類のテクスチャーを用意する構成が一般的です。自分のタイプが分かれば、この2択をどちらに寄せるかの基準ができます。

タイプ化粧水乳液考え方
普通肌さっぱりタイプしっとり保湿タイプ水分はあるが皮脂がやや不足しがちなので、乳液側で補う
脂性肌さっぱりタイプさっぱりタイプ水分・皮脂ともに足りているため、クレンジングから乳液までさっぱり系で統一
乾燥肌しっとりタイプしっとりタイプ水分・皮脂ともに不足しているため、両方とも保湿力重視で選ぶ
混合肌しっとりタイプさっぱりタイプ水分不足は化粧水で補い、皮脂が多い分、乳液はさっぱりした使用感のものを選ぶ

混合肌は特に、水分を補う化粧水と、べたつきにくいさっぱりした使用感の乳液という、役割の違うアイテムを組み合わせるのがポイントです。また、水分が少ない状態は肌のバリア機能が乱れやすいため、混合肌の人は刺激の少ない処方を選ぶことも合わせて意識しておくとよいでしょう。

化粧水と乳液の役割の違いは、保湿成分の系統(水分をつかまえる成分と、フタをする成分)から見るとわかりやすくなります。整理は保湿成分は2系統|水性保湿剤(つかまえる)と油性保湿剤(フタをする)の違いにあります。

「敏感肌」は別の軸——量ではなく反応のしやすさ

ここまでの4タイプは、水分量と皮脂量という「量」の軸で分けたものです。一方で「敏感肌」は、この量の軸とは別に、特定の成分や外部刺激に反応しやすいかどうかという軸で語られる状態です。実際には、敏感肌は「本来は不快な感覚を起こさないはずの刺激に対して、ヒリつきやかゆみなどの不快な感覚が生じる状態」として、専門家の合意にもとづく定義が国際的に提案されています。原因は人によってさまざまとされています。

そのため、「乾燥肌でも刺激に強い人」もいれば「脂性肌でも刺激に弱い人」もいます。水分量・皮脂量のタイプ分けで化粧水・乳液のテクスチャーを決めたら、それで終わりではありません。ヒリつきや赤みが出やすい自覚がある場合は、刺激の少なさを優先して選ぶというもう1つの軸を重ねて考えるのが実用的です。肌に合う泥(クレイ)の選び方や刺激を減らす使い方は敏感肌でも泥(クレイ)は使える?|合う泥・避けたい状況と刺激を減らす使い方で扱っています。トラブルが続く場合は、自己判断を重ねずに皮膚科を受診するのが確実です。

マスクの蒸れや摩擦で荒れているときの泥ケアの考え方は、マスク蒸れ・摩擦による肌荒れにクレイ(カオリン)は使っていい?にまとめています。

肌タイプは固定ではない——季節・体調・年齢で見直す

肌タイプは一度決まったら変わらないものではありません。2つ以上のタイプに当てはまることもあれば、季節や体調、年齢によって状態が変わることもあります。

  1. 季節:暖かい時季は皮脂分泌が増えてさっぱり系が合いやすく、寒い時季は乾燥が強まって保湿重視に傾きやすくなります。
  2. 体調:生理前後や疲れ・ストレスが続いた時期は、普段と違うタイプの反応が出ることがあります。
  3. 年齢:年齢を重ねると表皮の代謝が低下し、乾燥しやすくなることがあります。「いつもの化粧品が合わない、物足りない」と感じたら、タイプを見直すサインです。

複数のタイプにまたがる自覚がある人は、さっぱり系・しっとり系の両方を用意しておき、その日の肌の様子で使い分けるという考え方もあります。自分の肌がどんな時に変化しやすいかを観察し続けることが、タイプ診断を一度きりで終わらせないコツです。

よくある質問(FAQ)

Q. 水分量や皮脂量を正確に測らないと診断できませんか?

A. 専用の測定器がなくても、つっぱり感やテカリの出方といった日々の肌の様子を目安にすれば、4タイプのおおよその見当はつけられます。正確な数値そのものより、各タイプの特徴と自分の肌を照らし合わせる考え方が基本です。

Q. どのタイプにも当てはまらない気がします。

A. 肌タイプは季節・体調・年齢で変わりますし、複数のタイプにまたがって当てはまることも珍しくありません。1つに無理に決めつけず、さっぱり系・しっとり系の両方を用意して使い分けるという考え方も実用的です。

Q. 敏感肌は4タイプのどれかに含まれますか?

A. 含まれません。敏感肌は水分量・皮脂量の「量」の軸ではなく、刺激への反応のしやすさという別の軸で語られる状態です。4タイプの診断で化粧水・乳液のテクスチャーを決めたうえで、刺激の少なさを別途重ねて考える必要があります。

Q. 混合肌のケアが難しく感じます。何を優先すればいいですか?

A. 混合肌は、水分を補う化粧水と、べたつきにくい使用感の乳液とで役割を分担させるのが考え方の基本です。化粧水は保湿力の高いもの、乳液はさっぱり仕上がるものを選び、水分不足によるバリア機能の乱れを避けるため刺激の少ない処方を選ぶとよいでしょう。

まとめ

肌タイプは「水分量」と「皮脂量」という2つの軸で、普通肌・脂性肌・乾燥肌・混合肌の4タイプに整理できます。測定器がなくても、つっぱり感やテカリの出方といった日々のサインを組み合わせれば、おおよその見当をつけるのが基本的な考え方です。タイプが分かれば、化粧水・乳液を「さっぱり」「しっとり」のどちらに寄せるかという実用的な基準ができます。なお「敏感肌」は量ではなく刺激への反応のしやすさという別の軸なので、4タイプの診断とは分けて考え、必要なら重ねて対策するのが実用的です。肌タイプは季節・体調・年齢で変わるものなので、一度診断して終わりにせず、変化に気づいたら見直す習慣を持つことが美肌キープの土台になります。

参考資料

次に読む1本
クレンジングとは|役割・仕組み・タイプ別の違い(オイル・ジェル・ミルク・バーム・ミセルウォーター)
自分の肌タイプが分かったら、化粧水・乳液だけでなく、その前段階のクレンジング選びにもタイプ別の目安があります。あわせて確認してみてください。

運営者:泥ラボ編集部(本記事は当店が運営する公式オウンドメディアの記事です)

コメント

タイトルとURLをコピーしました